12月 2009のアーカイブ

2009年、印象的だった10のニュース – 「オラクルのサン買収」から「Androidフォン」まで   Leave a comment

2009年は、大不況が経済のあらゆるセクターに影を落とした1年だった。だが、ITセクターの状況は比較的ましなほうであり、景気後退によりこの業界特有のダイナミズムが衰えることはなかった。大手ベンダーどうしの買収劇が市場の再編を進め、OS戦争はモバイル分野へと拡大し、マイクロブログがリアルタイム情報の強力な発信源となり、ネット接続デバイスの人気はかつてないほどに高まった。本稿では、IDG News Serviceの選んだ「2009年のテクノロジー10大ニュース」を順不同で紹介したい。

暫く更新できておらずすみません。若干多忙が続いておりまして。。。一部の方からフォロー頂き恐縮でした。

さておき。年末らしい記事でございます。詳細はリンク先を見て頂ければと思いますが、その順不同の10大ニュースは次の通りになっております。

 

  [1]  OracleのSun買収: “業界の巨人”がますます巨大に
  [2]  Windows 7の発売: やっと新しいOSに移行できる!
  [3]  Google Chrome OS: 裸の王様か、パラダイムシフトか?
  [4]  Yahoo!とMicrosoftの提携: Yahoo!検索に未来はあるか?
  [5]  「ガバメント2.0」: 景気刺激策にITを盛り込んだオバマ政権
  [6]  Apple: ジョブズ氏、再びカムバック
  [7]  マイクロブログ革命: 抗議行動を世界に発信したTwitter
  [8]  Intelの独禁法問題: EUからの制裁金、AMDとの和解など
  [9]  スマートフォン戦争激化: Androidフォンも参戦
  [10]2010年の業界天気予報: 雲間から日が射す可能性も

 

こうやって見ると今年はホント色々ありましたね。たった一年でこんなにあるなんて。。。一年は早いですねぇ。ちなみに、これが10大ニュースとして取り上げられていますが、皆さんはどうですか。私はほぼほぼ妥当と感じておりますが、3点ほど追加したいと思っています。

 - Googleのブック検索「Google Book Search」のワールドワイドにおける著作権侵害行為。これは間違いなくランクインさせるべき話です。日本の著作権団体も怒り心頭ですし最近ですとフランスにおける訴訟で敗訴したりしております。インターネットの世界が拡大していくにつれて、こういった著作権の問題はますます増えていくんでしょうね。

 - クラウドの本格化(特にMicrosoft)。世間ではGoogleやAmazon、Salesforce.comなどの方が有名かもしれませんが、間違いなくあり得るべきクラウドはMicrosoftだと思います。他のクラウドは新たな技術を習得する必要があるのに対し、Microsoftは今までの.NETがそのまま使えるのはもちろん、既存のWindowsやSQLで作ったシステムの移行が可能になっており、将来の技術ではなく今時点の活用すべきサービスが素晴らしいところです。

 - 最後の3点目は、国内に限った話なので10大ニュースではないかもしれませんが、インターネットにおける医薬品販売規制ですね。これは理由も不明確、納得しがたい内容ですし、明らかに時代と逆行している規制です。こういった事が公に起こるのは理由は色々あるかもしれませんが、まだまだ日本という国が未熟な証拠だと思います。

総括ではありませんが、今年はなんといっても、Twitterはホントすごかったですね。どこまで伸びよんねんていうくらい市場に受け入れられましたからね。私は、マイクロブログという発想がすごいのではなく、リアルタイム検索ふくめてTwitterというサービスの使いやすさがあってこそ、こういった新しいサービス/市場が世に受け入れ出したと感じております。

 

mimasai による 未分類 への投稿 (2009/12/29)