シスコ、「ユニファイド・コンピューティング」構想を来週発表へ   Leave a comment

米国Cisco Systemsの会長兼CEO、ジョン・チェンバース(John Chambers)氏は、新たな「ユニファイド・コンピューティング」構想を3月16日に発表する予定だ。同社から説明を受けたアナリストによると、同時に「California」という開発コード名のブレード・サーバも発表されるとのことだ。 新しいブレード・サーバは、データセンター内にある各種のハードウェア・サーバ上で行われる仮想マシンやアプリケーションを管理し、自動化する役割を担うという。 Ciscoは2004年、「ネットワーク機器のプロバイダーという従来の役割を超越していく」との意志表明をしており、「ユニファイド・コンピューティング」構想は、この方針を具体化するものになると見られている。

ネットワーク・メーカーの雄であるシスコシステムズが、ここ1年目立って、サーバ(IT)側に力を入れてきておりますが、この度「ユニファイド・コンピューティング」構想を発表するそうです。  ふむ。 どうなんでしょうかね。

    

IT側の世界にはIBMしかりHPしかり、国内でもNECしかり富士通しかり、たくさんのメーカーが存在しています。その中で、今まで実績がほぼ0のシスコが優位性を発揮するには、シスコがそこまで存在感を発揮できていないIT側の人たちに、シスコのビジョンに染めて且つNW/IP側の技術を活かせる世の中に持ち込む必要がありますが、かなり難しいと思います。とはいえ、はい、頑張って頂ければと思います。

 

 *09/3/17追加:

発表資料みました。はい、この目的って何か、よく分かりました。まず何をするかっつうと、マイクロソフトやVMWare、RedHat(LINUX)などのソフトウェア会社とがっつり握ってハードウェアのサーバを発売していきますと。これだけみると、HPやIBMとおもいっきり競合だし、このサーバ市場で存在感のないシスコが勝ち残るのは難しいですよね。その中で、シスコの強みは、サーバやストレージ、スイッチ、オペレーション、電源系など全てに関係するのがネットワークで、そのネットワークを握っているのがシスコの強みです。では、こういった全てを統合的に管理したがるお客ってどこか。それは、データセンタ事業者です。また、データセンタ事業者であれば、運用/稼働率の観点でサーバやネットワークをみているので、他の業種と比べるとNWとITの敷居はまだ低いです。且つ、今後クラウドが拡がれば拡がるほど、データセンタは更に急伸していきます。なんで、シスコはまずデータセンタにプライオリティをおいて、サーバ含めた統合ソリューションを展開していきましょう、そして、その実績を他業種にも拡げましょう、という事ですね。

ふむ、難しい事実は変わりませんが、ちょっと面白いかもです。今後どうなるか、しばらく注目したいと思います。

 

mimasai による 未分類 への投稿 (2009/03/16)

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